以前島倉千代子の既存歌唱データから新たな曲を作るという試みがなされた
サンプルを取り使える音程や歌詞を選定し調整を行ったボーカロイドにAIを組み込んだ
手法だったわけだが機械編集の癖みたいなのは見え隠れしていた。
今回は手塚治虫の絵柄をサンプルから学習させて新たな「ブラックジャック」の
エピソードを新造するというもの。シナリオさえしっかりしていれば短編を
ポンと出すことはむつかしくないと思う。実際過去のコマから写植して
加筆と編集で作った話が本編エピソードになってるなんて逸話が残っているくらいだ。
コマ割りと解像度そして出力された絵の厳選する人物によっては凄まじい精度の
話が作られる可能性も否定できない、ただ今の技術でやるには
綿密な設計をした上で登場キャラや背景も計画的に学習させて
コラージュをするのにも人的パワーが必要とされるであろう。
