「北斗の拳」40周年記念新アニメってさ～蒼天がだめだったとか
劇場版もあれだったとかいろいろあるけど。なんで神谷明の負担だけ増える？
「シティーハンター」は4年後だけど2作目も新作映画は全く評判きかない…
アニメ 感想
⑤ 火の鳥：エデンの宙(米:PHOENIX: EDEN17) STUDIO4℃、手塚治虫の『火の鳥』、Disney+
火の鳥：エデンの宙(米:PHOENIX: EDEN17)(全4話) ⑤☆5
望郷編（マンガ少年連載）の初映像化ということで初めて触れることになる
雑誌休刊で未完となった(COM版)と同名は打たれているが内容は全く違うらしい。
完全なる映画尺(100分だが)見ごたえがあり見た後の味みたいなのがたまらないｗ
映像的にはもちろん新しいしキャラの手塚感があるのはコムくらいのものだが
メカニカルなデザインは元のままなら見てられないような古臭いデザインのはずだが
のすたるな感じと昔の近未来感を上手く混ぜ込めていてただのアニメ化でなく
練ったアニメ化であることが伺えた。気になったのはわりと唐突にこちらには
提供されていないキーとなる回想をぶん投げられることが多かった。
特に牧村の生い立ちやチヒロの登場の唐突さにロミとの関係をあの少ないカットから
読み解けってのはなかなかのパワープレイだと感じたが自分は状況的に理解して
後から原作の解説なんかを読んで納得したという感じになった。
明言はしないが察して補完しろみたいな場面も多く、この匙加減は作品の面白さに
かなり左右されて不満点にもなる。近親での生殖とか段階をすっ飛ばしても
なんとかなるところの変更や火の鳥の干渉(ムーピー飛来の理由)なども
びっくりするほど描かなくて火の鳥が何なのか一切理解させないような作りに驚愕。
何度も描きなおされた数種漫画を読み比べながら編成したとおもわれる。
結果的に故郷を捨てて第2の故郷を作り帰郷願望に駆られ動いてその姿を見るも
2つの故郷は悲しくも跡形もなく滅んでしまう…望郷とはその人の中で生きてる世界だと…
猿田のいない火の鳥を見たのはひょっとしたら初めてかもしれないが
短編としてみてみてしっかり落ちまでついているので満足感があった。
ただキャストの表現力にはやや難ありだった海外だとまた違う評価になるかもね。
劇場公開の「火の鳥：エデンの花」という別バージョンも作ってあるそうな。
